こんにちは!くりまろんです🌰
今回のブログ記事では、私がなぜ宅配買取のサービスを始めたのか。宅配買取のサービスをするにあたり、私自身が大切にしていること、宅配買取のサービスにこだわりを持っている理由について一つの物語として書きました💫
現在、多くの企業も取り入れている宅配買取のサービスですが、私くりまろん一人で全て査定している理由と査定にかける想いについて皆さんにお届けできたら光栄です。
ぜひ、最後までご覧いただけたら嬉しいです。
ブランドへの興味と最初の挫折

私がブランド鑑定士を目指すきっかけとなったのは、一つの苦い経験でした。あれは、まだ鑑定士になる前、家のクローゼットを整理して、大手リサイクルショップに不要な服やバッグを持ち込んだときのことです。
お気に入りだったけれど、今は着なくなったブランドアイテムたち。次に誰かが大切にしてくれればいいな、と思いながら査定を依頼しました。でも、待ちに待った査定結果は、私の予想を大きく裏切るものでした。
「こんなに安いんですか?」と思わず声を上げてしまうほどの価格提示。納得がいかず、その場で質問をしても「規定の価格です」という冷たい答えが返ってくるばかりでした。このときの悔しさと疑問が、私の心に強く刻まれました🔥
疑問から始まった小さな探求心
その後、同じような経験をした友人たちと話す中で、私は「ブランドアイテムの価値を知らないと、本当に損をしてしまう」ということに気づきました。友人の中には、「リサイクルショップでは本当に価値があるアイテムも安く見積もられた」と嘆く人もいました。
「なぜ、あの服やバッグは適切な価格がつかなかったんだろう?」そんな疑問が、私の中で次第に大きくなり、やがて「ブランドの価値を正しく評価できる人になりたい」という思いに変わっていったのです。
ブランド鑑定士の道へ

悔しい思いを胸に、私はブランドや素材についての知識を学ぶためにオンライン講座を受講することを決意しました。
講座では、ブランドの歴史や職人技術、素材の特性などを学びました。例えば、リネンの中でも高品質なアイリッシュリネンの魅力や、手染めの技法が生み出す美しい色合い。
こうした知識を得るたびに、職人さんの技術やブランドアイテムへの興味がどんどん深まっていきました🌟
鑑定士の恩師との出会い
その講座の中で、私の人生を変える出会いがありました。それは、ベテランの鑑定士であり、講師として私たちを指導してくださった年配の方でした。彼女は、鑑定に必要な技術だけでなく、アイテムに込められた「物語」を大切にする心を教えてくれたのです😍
「鑑定士は、ただ値段をつける人ではない。アイテムの価値を次の持ち主へと繋げる橋渡し役なんだよ」彼女の言葉が、私の胸に深く刻まれました🔥
ブランド鑑定士としての実務と葛藤

大手買取専門店に配属され、ブランド鑑定士としてのキャリアをスタートさせた私は、毎日大量のブランドアイテムと向き合っていました✨バッグや洋服、アクセサリーまで、多種多様なアイテムが持ち込まれ、そのどれもに異なる価値があるのを目の当たりにしました。
しかし、最初の頃は鑑定のスピードや効率ばかり求められ、「一つ一つのアイテムにもっとじっくり向き合いたい」と感じる場面も少なくありませんでした。そのような環境の中で、私の中に少しずつ葛藤が生まれていったのです。
効率と価値の狭間で
買取の現場では、アイテムの査定にはスピードが重視されます😔お客様を待たせないために、短時間で価格を決める必要がありました。でも、私は「もっとこのアイテムの背景を深く知りたい」と感じることが多かったんです。
例えば、持ち込まれたあるヴィンテージバッグ。その独特なデザインや素材から、「どこで作られたんだろう?」「どういうストーリーがあるのだろう?」と考えを巡らせました。お客様からは「実は母から譲り受けたものなんです」といったエピソードを聞くこともあり、その度に「ただの金額以上の価値がここにある」と思わずにはいられませんでした。
けれど、現場の方針では、効率優先でそのような「アイテムの物語」に耳を傾ける時間は限られていました。それが私にとって、もどかしさを感じる瞬間でもあったのです🙁
心に響いたお客様の声

そんな中、特に印象に残っているエピソードがあります!!それはある年配の女性のお客様が訪れたときのことでした。彼女は大切そうに一つのバッグを抱えて来店し、静かに「これは、私の人生の中で一番特別なバッグなんです」と話してくれました✨
そのバッグは、彼女が若い頃に初めて手に入れたハイブランドのもの。購入時の喜びや、その後の思い出が詰まったバッグであることがひしひしと伝わってきました。私はそのバッグを丁寧に査定し、なるべくその価値を反映した価格をお伝えしました。
すると彼女は、「ありがとう、あなたのような人がいてくれてよかった」と微笑んでくれたのです💓その瞬間、「ただ値段をつけるだけではなく、お客様の気持ちに寄り添う仕事をしたい」という私の思いがさらに強まりました。
恩師の言葉に救われて
そんな葛藤を抱えながら働いていた私を支えてくれたのが、以前の講座で出会った恩師でした。ある日、その師匠に相談すると、彼女はこう言ってくれました。
「くりまろん、あなたの目指すところは間違っていないよ。アイテムの価値を見抜く力だけでなく、そこに込められた想いを大切にする気持ちは、きっとお客様に伝わるはずだよ」と。
その言葉に背中を押され、私は「もっとお客様に寄り添い、アイテムに込められた想いをしっかりと受け止める仕事がしたい」と強く思うようになりました🌱
宅配買取へのアイデアが芽生える

「もっとお客様とアイテムに向き合える買取サービスを作りたい」。そう考える中で、宅配買取という形が頭に浮かびました。これは、店舗での対面とは異なり、より時間をかけて査定ができるメリットがあると感じたのです😄
お客様の負担を減らすために
宅配買取なら、自宅にいながらアイテムを手放すことができるため、お客様の時間や労力を大幅に軽減できます。また、LINEを活用した事前査定の仕組みを取り入れることで、査定額の目安をお伝えし、不安を取り除く工夫も考えました。
こうして、私が理想としていた「お客様に寄り添う買取サービス」を形にする準備が整っていったのです📦
LINEでの事前査定の導入

多くのお客様が抱えるのは「どれくらいの価値があるのか、事前に知りたい」という不安です。そこで、LINEを使った事前査定を導入することを決めました📱
お客様には、売りたいアイテムの写真をLINEで送っていただくだけで、おおよその査定額をお伝えする仕組みを整えました。これにより、「店舗に行かないとわからない」「持ち込むのが面倒」というハードルを下げることができたのです😽
初めての挑戦と小さな成功

いよいよ宅配買取サービスをスタートしたものの、最初はたった数名のお客様からの依頼しかありませんでした。それでも、そのお一人お一人に心を込めて対応しました。
ある日、LINE査定を利用してくださったお客様が、こんなメッセージを送ってくださいました。「自分では価値がわからなかった服が、こんなにも丁寧に見てもらえて嬉しいです!」。その言葉に、私は思わず目頭が熱くなりました😭
こうしたお客様の声に支えられ、少しずつサービスが広がっていったのです。
宅配買取の強みとお客様の反応
宅配買取の魅力は、お客様が自宅にいながらサービスを利用できる手軽さにあります。また、アイテムをじっくり査定できるため、買取価格の納得感を高められるのも大きな強みです🎶
サービスを利用してくださったお客様の中には、「大切な服を安心して手放せた」「次の持ち主に託すことができて気持ちが軽くなった」といった声をいただくことも増えていきました。
まとめ:アイテムに込められた想いを次の人へ

私が宅配買取サービスを立ち上げたのは、ブランドアイテムが持つ「物語」を正しく評価し、それを次の持ち主へ繋げたいと思ったからです。
これからも、丁寧な査定とお客様への感謝の気持ちを大切に、より良いサービスを目指して進んでいきます🌿
この記事を読んでくださった皆さんが、大切なアイテムを手放すとき、安心してお任せいただけるような存在になれたら幸いです😊
くりまろん🌰