オーベルシーのローファーを生んだ、1935年パリの家族工房
こんにちは、中古アパレル委託販売フクツグの田中です!
「オーベルシーのローファーって、どんなブランドの靴?」「ルパンの特徴とサイズ感は?」「履き込んだ一足は、どうお手入れすればいい?」。気になっている方も、すでにお持ちの方も、こんな疑問が浮かぶのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、オーベルシーは1935年にパリで創業した家族経営の靴工房で、代表作のローファー「ルパン」は、手縫いの仕立てと足に馴染む履き心地が特徴です。この記事では、公式サイトの情報を軸に、ルパンの仕様、サイズ表、お手入れと修理の考え方まで整理します。
この記事では、オーベルシーのローファーの背景、ルパンの仕様と価格、公式のサイズ表、履き込みによる変化、公式のお手入れと修理、手元の一足を確認するポイントをまとめています。
英国の堅牢さ、イタリアの知性、フランスの感性を重ねた靴
公式の歴史ページによると、オーベルシーはルネ(Renée)とアンドレ(André)のオーベルシー夫妻が1935年に創業しました。拠点はパリ証券取引所のそばにあるヴィヴィエンヌ通り34番地で、現在も同じ住所で営業しています。
アンドレは、審美家アルトゥーロ・ロペスとの交友を通じて、ヨーロッパの優れた靴職人たちと出会えたと紹介されています。そこから、英国靴の堅牢さ、イタリアの職人技の知性、フランスの芸術的な感性を重ねた、独自のスタイルが生まれたと説明されています。
なお、日本語の紹介記事では創業者の名前の書かれ方が分かれています。この記事では、公式サイトの記載に従っています。報道や紹介記事では、1950年代半ばに生産拠点をイタリアへ移したとも説明されています。
出典:AUBERCY公式サイト「History」(2026年10月時点)
家族三代で受け継ぎ、フランス政府の認定を受けた工房
公式によると、創業者夫妻のあとにオデットとフィリップ・オーベルシーが続き、現在は息子のグザヴィエが引き継いでいます。2015年の創業80周年には、修理とメンテナンスを担う自社の工房「オート・コルドヌリ」も立ち上げました。
2016年6月には、フランス政府から「Entreprise du Patrimoine Vivant(EPV)」の認定を受けました。公式はこれを、独立した精神とノウハウが認められた証と位置づけています。
出典:AUBERCY公式サイト「Living Heritage Company」(2026年10月時点)

家族で三代続く工房が、自分たちの手で修理まで引き受けているのは心強いにゃ。靴を長く履く人にとって、大事なポイントだにゃ。
ルパンは、オーベルシーのローファーを象徴する一足

ルパンは、グザヴィエ・オーベルシーが2000年前後に生み出したローファーです。公式の商品説明では、怪盗ルパンにちなんで名付けられ、「ミステリアスな仮面をつけたローファー」と紹介されています。商品名の「Masked」は「仮面をつけた」という意味で、このローファーの個性を表しています。
カラーは公式サイトで、ブラック(Noir)、ブラウン(Marron)、ブルー(Bleu)、スエードのダークブラウン系(Daim noisette)、スエードのブルー(Daim bleu)が確認できます。
ルパンの仕様:公式が示す作りと価格
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 木型 | A7。「ハウスの歴史的な木型」と説明 |
| アッパー | 手裁断のカーフ |
| ソール | エクストラスロー鞣しのレザーソール。手裁断 |
| 製法 | 手縫い。ブレイク製法またはグッドイヤー製法 |
| 木型への革の馴染ませ | 約25日間、木型に革を成型 |
| 工程数 | 390工程 |
| 価格 | 1,450ユーロ(税込・公式サイト英語版の表示、2026年10月時点) |
出典:AUBERCY公式サイト「The Lupin Masked loafers」(2026年10月時点)
ルパン以外にも、公式サイトには既製のローファーが並びます。2026年10月時点で、ローファーの既製品カテゴリーは12商品。そのほか「ボーヴァロン」「エトルタ」というシリーズや、より自由に仕立てるメジャーライン(19商品)のローファーも用意されています。
手縫いのグッドイヤー:1足に約3時間かける理由

公式は、プレタポルテ(既製靴)のグッドイヤーでも、ウェルト(縫い付け用の細い革)を必ず手縫いしていると説明しています。工場では、キャンバス地の壁を接着してソールを硬くするところを、オーベルシーは密度の高いしなやかな革だけで仕立てるそうです。
1足を縫うのに約3時間かかり、手縫いのグッドイヤーは機械縫いよりも早く足に馴染むと公式は述べています。縫い目は1cmあたり5針で、ダブルステッチ、イングリッシュエッジという仕様も、公式の品質ページに記載されています。
出典:AUBERCY公式サイト「Goodyear by hand」(2026年10月時点)
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オーベルシーのローファーのサイズ感と、履き込みで育つ変化

オーベルシーは、サイズ表記が日本の靴と大きく違います。公式サイトのサイズガイドを見ると、オーベルシー表記・フランス表記・アメリカ表記・日本表記(cm)が並んでいます。
公式サイズ表:オーベルシー表記と日本のcmの対応
| オーベルシー | フランス | アメリカ | 日本(cm) |
|---|---|---|---|
| 6 | 40 | 7 | 25〜25.5 |
| 6.5 | 40.5 | 7.5 | 26〜26.5 |
| 7 | 41 | 8 | 27 |
| 7.5 | 41.5 | 8.5 | 28 |
| 8 | 42 | 9 | 28.5 |
| 8.5 | 42.5 | 9.5 | 29 |
上の表は公式サイトのサイズガイドをそのまま抜粋したものです(ルパンは5〜12.5が展開されています)。数字の並びに違和感があるかもしれませんが、公式の表記どおりです。選ぶときは、普段のサイズだけで決めず、公式の表と見比べることをおすすめします。
公式の品質ページによると、オーベルシーは8種類以上の木型と8種類以上の幅を用意し、木型ごとに研究と改良を続けています。ルパンの木型は公式でA7と記載されているため、ほかのモデルを選ぶときは、木型が異なる場合があることも頭に入れておくと安心です。
出典:AUBERCY公式サイト「Size guide」(2026年10月時点)
履き込みで足の形に馴染む、手縫いのウェルトと革
公式は、手縫いのウェルトとしなやかな高密度の革を使うため、履くうちに持ち主の足の形が刻まれていくと説明しています。木型に約25日間革をなじませてから仕上げる点も、足なじみのよさに関わる工程として紹介されています。
ちなみに、ルパンの製法は公式でブレイクまたはグッドイヤーと記載されています。グッドイヤーはウェルトを介してソールを縫い付けるため、ソール交換がしやすい製法です。ブレイクはソールを中底に直接縫うため、シルエットがすっきり仕上がる製法とされています。どちらの製法かで、見た目やソール交換の考え方が変わります。
つまり、同じルパンでも、履き込んだ一足は持ち主ごとに表情が違ってきます。ソールの減り方やアッパーのシワの入り方が、その靴の育ってきた時間の証です。

同じ靴でも、履く人によって育ち方が違うのは、なんだか素敵だにゃ。
公式が示すお手入れと、オート・コルドヌリでの修理
公式の商品ページには、革靴のお手入れの手順が載っています。ブラシで汚れを落とし、クリームを薄く塗って磨き、2〜3か月に1回は保湿用のバームで栄養を与えます。防水スプレーをかけ、履いたあとはシューツリーを入れる流れです。スエードは、専用のブラシで同じ方向にブラッシングします。
修理は、パリのヴィヴィエンヌ通りにある自社工房「オート・コルドヌリ」で受け付けています。ヒールやソールの交換、ブレイクやグッドイヤーの縫い直しにも対応すると、公式は案内しています。
また、革の色を整える「パティーヌ」のサービスも自社で行っています。革の魅力を隠さず素直に見せるという考えのもと、自社で顔料や色の付け方を開発したと公式は説明しています。
出典:AUBERCY公式サイト「High Shoemaking」「Patinas」(2026年10月時点)
まとめ:オーベルシーのローファーを次の持ち主へつなぐ
この記事のポイント
・1935年創業、ヴィヴィエンヌ通りの家族工房(公式)
・ルパンは、グザヴィエ・オーベルシーが2000年前後に生んだローファー(公式)
・手縫いのグッドイヤーで、1足に約3時間、履き込むほど足に馴染む(公式)
・サイズ表記は独自。公式のサイズガイドで日本のcmを確認する
靴は、履き込むほど持ち主の足に馴染みます。その一方で、足が変わった、使う機会が減ったなど、手元の一足を見直す日が来ることもあります。
価値が分かる場所で手放す、という考え方

長く履いてきた靴を手放すときは、迷ってあたりまえだにゃ。急がなくて大丈夫だにゃ。
| 確認したい点 | 見るところ |
|---|---|
| モデル名 | ルパンなのか、ほかのローファー・ダービーなのか |
| 素材とカラー | カーフかスエードか。ブラック、ブラウン、ブルーなど |
| サイズ表記 | オーベルシー表記。日本のcmとの対応は公式の表で確認 |
| 製法とソール | ブレイクかグッドイヤーか。ソールの減りや交換の有無 |
履き込んだ靴ほど、モデルや製法、サイズ表記を分かったうえで扱ってもらえる場所を選びたいところです。状態によって評価が変わります。


実は「第3の選択肢」があります

買取とフリマアプリのほかに、もうひとつ「委託販売」という方法があるにゃ。
靴を手放す方法として、多くの方は「買取」か「フリマアプリ」の二択で考えます。実はもうひとつ、預けて代わりに販売してもらう「委託販売」という選択肢があります。
| 方法 | 手間 | 手元に残るお金 |
|---|---|---|
| 買取 | 送るだけでラク | お店が買い取る金額なので、手元に残る金額が少なくなりやすい |
| フリマアプリ | 撮影・採寸・説明文・値下げ交渉・梱包・発送を全部自分で | 手数料と送料が引かれるぶん、表示価格より手取りは少なくなる |
| 委託販売(フクツグ) | 送るだけ | 販売価格の40〜80% |
なお、ノーブランド・ファストファッションは取り扱いの対象外です。ブランドの背景がある靴ほど、フクツグの委託販売と相性がよいと考えています。

育ててきた時間は、次の持ち主にもちゃんと伝わるにゃ。迷ったら、まず相談してみてほしいにゃ。
「このアイテム、どのくらいで売れるんだろう?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
→フクツグのサービス概要はこちら
アイキャッチ画像:引用 AUBERCY公式サイト「The Lupin Masked loafers」
その服、
買取に出すと安すぎるかも
買取は、売れる前にお金を払うぶん、安くなります。
3万円で売れる服なら、
差額 10,500〜13,500円
- 出品前に、販売価格と戻る金額を理由つきでお知らせ
- 最低販売価格より安く売ることはありません
- 金額に納得できなければ、無料でキャンセルできます
売れてからのお支払い。お急ぎでない方向けです
買取店は販売価格の20〜30%、フクツグは還元率65%で計算した目安です。

