「売る前に、コートはクリーニングに出したほうがいいの?」
「毛玉やシワがあると、印象が悪くなる?」
「お手入れって、どこまでやればいいんだろう」
コートを売る前のお手入れで、こんなふうに迷っていませんか。
結論からお伝えすると、特別なことをしなくても、ブラッシングと点検、軽いにおい・シワ取りだけで、コートの印象はぐっとよくなります。
大切なのは、お金をかけることよりも、次に着る人が気持ちよく袖を通せる状態に整えることです。
この記事では、コートを売る前にやっておきたいお手入れと、手放すタイミングの考え方をまとめました。
この記事では、コートを売る前にやること、お手入れで気をつけたいこと、クリーニングの考え方、そして手放すタイミングをまとめています。
コートを売る前のお手入れ。まずは基本の2つ
こんにちは、中古アパレル委託販売フクツグの小松です!
コートを売る前に、まずやっておきたいのは「ブラッシング」と「点検」の2つです。
どちらも家にあるもので、短い時間でできます。
ブラッシングで、ほこりと毛並みを整える

ウールやカシミヤのコートは、着ているうちに表面にほこりや細かいごみがたまっていきます。
一見きれいに見えても、光に当ててみると、意外と白っぽいほこりが目立つことがあります。
そこでおすすめなのが、洋服ブラシを使ったブラッシングです。
ハンガーに掛けたコートを、上から下へ、生地の毛の流れに沿ってやさしくブラシをかけていきます。
ブラッシングには、ほこりを落とすだけでなく、寝てしまった毛並みを起こして、生地のつやを取り戻すはたらきがあります。
たったこれだけで、コート全体の見た目がふんわりと整います。
とくに気にしてほしいのが、肩・えり・袖口・ポケットのまわりです。
このあたりは、ほこりがたまりやすく、すれて毛並みが乱れやすい場所です。
ブラシは、やわらかい毛のものを選ぶと生地を傷めにくくなります。
ゴシゴシと力を入れるのではなく、ほこりを払うくらいの軽い力で十分です。
洋服ブラシがない場合は、かたく絞った布で表面をなでるだけでも、ほこりはある程度落とせます。
粘着テープのクリーナーは、毛足の長い生地だと毛を引っぱってしまうことがあるので、使うときはそっと軽く当てるようにしましょう。

ブラシを一度かけるだけで、コートがうれしそうな顔になるんだにゃ。長く着てきたお礼のつもりで、ていねいにかけてあげるにゃ。
ポケット・ボタン・裏地を点検する

ブラッシングが終わったら、次はコートのすみずみを点検していきます。
見落としやすいところほど、次に着る人が気にするポイントでもあります。
まずはポケットの中です。
レシートやハンカチ、小銭などが入ったままになっていることは、思いのほかよくあります。
内ポケットも忘れずに確認しましょう。
次に、ボタンです。
取れかけているボタンや、糸がゆるんでいるボタンがないかを、一つずつ確かめます。
替えのボタンがついている場合は、なくさないようにしておきましょう。
裏地も大切なチェックポイントです。
脇の下や袖の内側は、すれて薄くなったり、小さな破れができたりしやすい場所です。
気づいたところは、そのままにせず、状態として分かるようにしておくと安心です。
ベルトやフード、取り外しできるライナーなどの付属品がそろっているかも確認します。
本体とセットになっているものは、そろっていると次の持ち主にとってうれしいものです。
点検で気になるところが見つかっても、無理に自分で直さなくて大丈夫です。
慣れない補修をすると、かえって目立ってしまうこともあります。
「どこにどんな状態があるか」を把握しておくことが、いちばんの準備になります。
コートを売る前のお手入れで、気をつけたいこと
基本の2つができたら、次は少しだけ手をかけるお手入れです。
ただし、やりすぎるとかえって生地を傷めてしまうこともあるので、気をつけたいポイントもあわせてお伝えします。
クリーニングに出すか迷ったら

コートを売る前に、クリーニングに出すべきか迷う方は多いと思います。
ひとつの目安は、「目で見て分かる汚れや、はっきりしたにおいがあるかどうか」です。
えりもとの皮脂汚れ、袖口の黒ずみ、食べこぼしのしみなどがある場合は、きれいにしておくと安心です。
汚れは時間がたつほど落ちにくくなるので、気づいたら早めに対処するのがおすすめです。
一方で、目立った汚れがなく、シーズン中に数回着ただけのコートなら、ブラッシングと陰干しで十分なことも多いものです。
クリーニングには費用も時間もかかるので、すべてのコートを出す必要はありません。
クリーニングから戻ってきたコートは、ビニールのカバーを外してから保管しましょう。
カバーをつけたままだと湿気がこもり、においやカビの原因になることがあるからです。
また、家で洗えるかどうかは、コートの洗濯表示を確認してから判断しましょう。
ウールやカシミヤのコートを自己流で洗うと、縮んだり風合いが変わったりしてしまうことがあります。
迷ったときは、無理に洗わないほうが安全です。
クリーニングに出したかどうかは、次に着る人にとっても気になるところです。
出した場合は、いつ頃出したかを覚えておくと、手放すときに伝えやすくなります。
においとシワを、やさしく整える

クローゼットにしまっていたコートは、独特のにおいがついていることがあります。
防虫剤のにおいや、しまっていた場所のにおいは、自分では気づきにくいものです。
においが気になるときは、まず風通しのよい日陰に干してみましょう。
半日から一日ほど外の空気に当てるだけでも、こもったにおいはかなりやわらぎます。
直射日光は色あせの原因になるので、日陰を選ぶのがポイントです。
シワが気になる場合は、スチームアイロンを少し離して当てる方法があります。
アイロンを生地に直接押し当てるのではなく、蒸気だけをふんわり当てて、手で軽く形を整えるイメージです。
スチームアイロンがない場合は、お風呂あがりの湯気がこもった浴室に、しばらく掛けておくのもひとつの方法です。
そのあとは、しっかり乾かしてからしまうようにしましょう。
ハンガーも、意外と大切なポイントです。
細い針金のハンガーに長く掛けていると、肩の部分に跡がついたり、型くずれしたりすることがあります。
肩の厚みに合った、しっかりしたハンガーに掛けておくと、形がきれいに保たれます。
香りの強い柔軟剤やスプレーでにおいを上書きするのは、あまりおすすめできません。
香りの好みは人によってちがうので、できるだけ無臭に近い状態に戻すことを目指しましょう。
コート選びの考え方については、こちらの記事も参考になります。

同じ服でも、
売り方で手元に残る額は変わります。
買取に出せば 2,000円 ・
委託販売なら 78,000円 戻ることも。
費用0円|1点からOK|売れた金額の最大70%が戻る
お手入れしたコートを売る前に、タイミングを考える
お手入れができたら、最後に考えたいのが「いつ手放すか」です。
寒くなる前が、探す人の増える時期

コートは、寒くなってから「今年の一着」を探し始める人が多いアイテムです。
そのため、本格的に寒くなる少し前から、コートを探す人が増えていく傾向があります。
秋の衣替えで「今年は着ないかも」と感じたコートがあれば、その時期に手放すことを考えてみるのがおすすめです。
探している人が多い時期に出すほうが、見てもらえる機会が増えます。
反対に、春が近づくと、コートを探す人は少しずつ減っていきます。
春の衣替えで見つけたコートは、すぐに手放すより、次の秋まできれいに保管しておくのもひとつの方法です。
ただし、トレンチコートのように春と秋の両方で着られるものや、定番のデザインのものは、比較的どの季節でも探している人がいます。
コートの種類によって、ちょうどよいタイミングは少しずつちがいます。
ダウンや厚手のウールコートは真冬に向けて、薄手のスプリングコートやトレンチコートは季節の変わり目に向けて、というように、そのコートが活躍する季節の少し前を意識してみてください。
「次に着る人がいつ袖を通したくなるか」を想像すると、自然とタイミングが見えてきます。
大切なのは、今回お伝えしたお手入れをすませて、いつでも出せる状態にしておくことです。
準備ができていれば、「今だ」と思ったときに、あわてずに動けます。
トレンチコートの魅力については、こちらの記事でもくわしく紹介しています。

まとめ:コートは売る前のお手入れで印象が変わる
コートを売る前のお手入れは、ブラッシング・点検・においとシワのケアが基本です。
最後に、手放すときにいちばん大切にしたい考え方をお伝えします。
価値が分かる場所で手放す、という考え方

ていねいにお手入れしたコートほど、その価値をきちんと分かってもらえる場所で手放したいものです。
上質な生地や仕立て、ブランドならではのデザインは、分かる人が見れば伝わるものだからです。
せっかく準備をしても、「古いから」「ブランドがよく分からないから」という理由で、コートの魅力が見てもらえないのは残念ですよね。
手放す場所を選ぶことも、お手入れと同じくらい大切な準備のひとつです。

何年も一緒に冬をこえてきたコートなら、手放すのはさみしいにゃ。だからこそ、大事にしてくれる人に届けたいんだにゃ。
実は「第3の選択肢」があります

コートを手放す方法として、多くの方は「買取」か「フリマアプリ」のどちらかを考えるのではないでしょうか。
実はもう一つ、委託販売という方法があります。
委託販売は、お店がコートを買い取るのではなく、お客様のコートをお預かりして、代わりに販売する方法です。
コートが活躍する季節を待ってから出品できるので、今回お伝えした「探す人が増える時期」を生かしやすいのも特徴です。
| 方法 | 手間 | 手元に残るお金 |
|---|---|---|
| 買取 | 送るだけでラク | お店が買い取る金額なので、手元に残る金額が少なくなりやすい |
| フリマアプリ | 撮影・採寸・説明文・値下げ交渉・梱包・発送を全部自分で | 手数料と送料が引かれるぶん、表示価格より手取りは少なくなる |
| 委託販売(フクツグ) | 送るだけ | 販売価格の35〜70% |

中古の相場をしっかり調べて、実際に売れる金額から考えるにゃ。そのコートの価値を、ちゃんと見てもらえるようにするにゃ。

お手入れしたコートが、次の冬もだれかをあたためる。そう思えたら、きっと納得して手放せるにゃ。
この記事のポイント
・ブラッシングで、ほこりと毛並みを整える
・ポケット・ボタン・裏地・付属品を点検する
・クリーニングは、目立つ汚れやにおいがあるときの目安で考える
・においは日陰干し、シワはスチームでやさしく整える
・寒くなる前の、探す人が増える時期を意識する
「このコート、どのくらいで売れるんだろう?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
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アイキャッチ画像:Photo by Bùi Hoàng Long on Pexels
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