細かなプリーツに、波のような切り替え。コトハヨコザワ(kotohayokozawa)の服は、遠くから見てもすぐにそれとわかる楽しさがあります。
ただ、店頭やオンラインストアをのぞくと「kotohayokozawa」「todo」「somebody」と名前がいくつも出てきて、どれがどんなラインなのか迷う方もいるはずです。デザイナーはどんな人なのか、それぞれのラインの代表作は何か、2026年秋冬(26AW)はどんな新作が出ているのか。この3つを順番に見ていくと、コトハヨコザワは「その日の気持ち」を形にするブランドだということが見えてきます。
この記事でわかること
・デザイナー横澤琴葉さんの歩みと、毎日ファッション大賞の新人賞
・kotohayokozawa/todo/somebodyの3つのラインと、それぞれの名作
・26AWの新作と、プリーツ素材やREGULAR・TALLの2つの丈のこと
感情から服をつくるコトハヨコザワ、横澤琴葉のこれまで

こんにちは、中古アパレル委託販売フクツグの小松です!
公式サイトによると、コトハヨコザワは2015年にファーストコレクションを発表したブランドです。服づくりの出発点は、毎日の暮らしの中でふと湧き上がる感情や出来事。そこから「普段の自分以上に自分を広げてくれる装い」を目指し、着る人の気持ちとふるまいのつながりを追いかけている、と紹介されています。
「気持ちが上向く服」という言い方はよく聞きますが、コトハヨコザワの場合は、服を着たことで動き方や過ごし方まで変わる、というところまで考えられているのが特徴です。明るい色や思いがけない切り替えは、その入り口になっています。
エスモードとここのがっこうを経て、2015年にスタート

デザイナーの横澤琴葉さんは1991年生まれ。ファッションの専門学校エスモード東京校を卒業したあと、アパレル企業でデザイナーとして働きながら、ファッションの学びの場「ここのがっこう」にも通いました。そして2015年3月、自分のブランドとしてコトハヨコザワを始めています。
会社でのデザインの仕事と、自分の表現を深める学び。その両方を経験していることが、コトハヨコザワの服の「楽しいのに、ちゃんと毎日着られる」というバランスにつながっているように感じます。見た目は遊び心たっぷりでも、しわになりにくさといった日常の使いやすさまで考えられているのです。
デザイナー本人の歩みからブランドを知る読み方は、ほかのブランドでも楽しめます。古着屋から始まったオーラリーのデザイナーの物語もあわせてどうぞ。

2020年、毎日ファッション大賞の新人賞に
2020年には、「第38回毎日ファッション大賞」で新人賞・資生堂奨励賞に選ばれました。この年の大賞はビューティフルピープルの熊切秀典さんで、その年を代表するデザイナーたちと並んで名前が挙がったことになります。
受賞をきっかけにブランドを知った方もいるかもしれません。ただ、コトハヨコザワの魅力は賞の肩書きよりも、実際に手に取ったときの色や手ざわりにあります。次の章では、その具体的な服を見ていきます。
出典:kotohayokozawa公式サイト「About」、FASHIONSNAP「コトハヨコザワ(kotohayokozawa)とは?」、WWDJAPAN「第38回毎日ファッション大賞」(2026年9月時点)

働きながら学び続けて、自分のブランドを始めたんだにゃ。服にこめられた「気持ち」という言葉に、説得力があるにゃ。
コトハヨコザワの3つのラインと、それぞれの名作

コトハヨコザワには、ブランド名と同じメインラインのほかに、「todo(トゥードゥー)」と「somebody(サムバディ)」という2つのラインがあります。公式サイトの説明をもとに整理すると、次のとおりです。
todoの顔「TD WAVE TOP」

todoの名作としてまず挙げたいのが「TD WAVE TOP」です。公式ストアで初期のコレクションからブランドを形づくってきたtodoの長袖トップスと紹介されています。
胸元に大きく入った波のような切り替えと、ゆらぐ縁のライン。素材は、回収したペットボトルから作られた再生ポリエステルを細かくプリーツ加工したもので、体の形を選ばず着られます。しわになりにくく乾きやすいので、旅行にも向いているとされています。色は8色と幅広く、同じ形で色ちがいを集める楽しみもあります。
プリーツのリブで作るCRISPシリーズのパンツ

todoのボトムスで注目したいのが「CRISP」シリーズです。2025年秋冬にお披露目され、今期はアップデートされて再登場しました。公式の説明では、これまでのtodoのパンツから大きく手を加えた、男女どちらでも楽しめるデザインとされています。
「CRISP CURVED POCKET PANTS」は、厚手のリブ素材にプリーツをかけたストレートパンツ。幅の広いウエストの内側にひもが通り、脇には彫刻のように立体的なポケットが付いています。まっすぐなシルエットの中で、ポケットのカーブだけがふくらむ。「普通の服の形を少しだけずらす」todoらしさがよく表れた一本です。
somebodyの「GRAPHIC SCRAP TOP」

somebodyの考え方がいちばんわかりやすいのが「GRAPHIC SCRAP TOP」です。todoの服を作る工程で余ったプリントのパーツを組み直した、数量限定のトップス。あるものだけで、むだなく組み合わせて作られています。
写真の「SKY BUILDING」は、空や高層の建物、街の風景のプリントがパッチワークのように並ぶ一枚。余った布が、もう一度だれかの「お気に入り」になる。服を最後まで使い切ろうとする姿勢が、そのままデザインの楽しさになっています。
出典:kotohayokozawa公式サイト「About」、各商品ページ(2026年9月時点)

余ったプリントの布が、また新しい一枚になるなんて素敵だにゃ。服を最後まで大切にする考え方が伝わってくるにゃ。
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着なくなった服は、箱に詰めて送るだけ。
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コトハヨコザワ26AWの新作と、服を支える素材の話

公式サイトのアーカイブには、2026年秋冬のルックと、2026年3月20日に行われたランウェイの写真が公開されています。ルックには、淡いピンクや鮮やかな緑といった色の服が並び、街の中で軽やかに着こなされています。
裏起毛の「CLICK DOT SWEAT CARDIGAN」

メインラインの26AWから一つ選ぶなら、「CLICK DOT SWEAT CARDIGAN」です。やわらかな色合いの後染め(ガーメントダイ)で仕上げた、厚手の裏起毛のカーディガン。前立てには武骨なテープが通り、金属のリングドットボタンがずらりと並びます。
素材は綿100%の日本製で、色はペールピンク、ミント、ブルー、ベージュの4色。ゆったりとしたオーバーシルエットで、上のルックのように、切り替えのあるパンツと合わせても主役になります。スウェットという身近な素材を、ボタンの並びだけで特別な一枚にしているところに、このブランドらしさを感じます。
ペットボトル生まれのプリーツと、REGULAR・TALLの2つの丈

todoのプリーツ素材には、再生ポリエステルが使われています。TD WAVE TOPやGRAPHIC SCRAP TOPの商品ページでは、回収したペットボトルから作られた素材だと説明されています。プリーツの服というとイッセイミヤケを思い浮かべる方もいると思いますが、コトハヨコザワは再生素材と遊び心のある形で、また別のプリーツの楽しみ方を見せてくれます。

もう一つ知っておきたいのがサイズの選び方です。TD WAVE TOPやCLICK DOT SWEAT CARDIGANなどは、サイズが「REGULAR」と「TALL」の2つで展開されています。たとえばTD WAVE TOPの長袖は、公式の寸法で次のようにちがいます。
| サイズ | 着丈 | 袖丈 |
|---|---|---|
| REGULAR | 51cm | 58cm |
| TALL | 60cm | 65cm |
出典:kotohayokozawa公式「TD WAVE TOP *LONG SLEEVE」(2026年9月時点)
身長だけでなく、「どのくらいの丈感で着たいか」で選ぶのがポイントです。

あのカラフルなプリーツが、ペットボトルから生まれているとは知らなかったにゃ!丈を2つから選べるのも、うれしい工夫だにゃ。
まとめ:コトハヨコザワの服は気持ちごと次の人へ

コトハヨコザワは、1991年生まれの横澤琴葉さんが2015年に始めたブランドです。毎日の感情から服を考え、メインライン・todo・somebodyの3つのラインで、プリーツや再生素材、余った布の再利用といった工夫を重ねています。
この記事のポイント
・2020年に毎日ファッション大賞の新人賞・資生堂奨励賞を受賞
・todoの顔はTD WAVE TOP。CRISPシリーズは今期アップデートして再登場
・somebodyは余った布やアーカイブから作る1点物・数量限定品
・26AWの注目は裏起毛のCLICK DOT SWEAT CARDIGAN
somebodyが余った布に新しい役目を与えているように、着なくなった服も、次に着る人がいれば新しい一枚になります。最後に、そんなときの選択肢についてお話しします。
価値が分かる場所で手放す、という考え方
デザイン性の高い服は、ブランドを知らない人から見ると「変わった形の服」で終わってしまうことがあります。プリーツの素材やラインのちがいが伝わらないまま扱われるのは、少しさびしいですよね。
実は「第3の選択肢」があります
服を手放す方法は「買取」か「フリマアプリ」の二択だと思われがちですが、もう一つ委託販売という方法があります。お店が服を買い取るのではなく、お預かりして代わりに販売し、売れた金額の一部をお返しするしくみです。
| 方法 | 手間 | 手元に残るお金 |
|---|---|---|
| 買取 | 送るだけでラク | お店が買い取る金額なので、手元に残る金額が少なくなりやすい |
| フリマアプリ | 撮影・採寸・説明文・値下げ交渉・梱包・発送を全部自分で | 手数料と送料が引かれるぶん、表示価格より手取りは少なくなる |
| 委託販売(フクツグ) | 送るだけ | 販売価格の35〜70% |

着ていて楽しかった気持ちごと、次の人に渡せたらうれしいにゃ。急がず、納得できる方法を選んでほしいにゃ。
個性のある日本のブランドが好きな方には、SUSURIの記事もおすすめです。

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アイキャッチ画像:引用 kotohayokozawa公式サイト「2026 Fall/Winter」
その服、
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買取は、売れる前にお金を払うぶん、安くなります。
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- 最低販売価格より安く売ることはありません
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買取店は販売価格の20〜30%、フクツグは還元率65%で計算した目安です。


