ASEEDONCLOUDとは?玉井健太郎が縫う、種の物語

こんにちは、中古アパレル委託販売フクツグの小松です!
「ASEEDONCLOUDって、どう読むの?」「なぜこんなに独特な世界観なんだろう?」「デザイナーはどんな人?」——古着屋やセレクトショップでこのタグを見かけて、こう感じたことはありませんか。
先に結論をお伝えすると、ASEEDONCLOUDは「アシードンクラウド」と読み、デザイナー玉井健太郎が2009年から手がけているブランドです。古い作業着の写真から着想を得ながら、毎シーズン異なる職業のライフスタイルを物語のように服に落とし込んでいます。この記事では、ASEEDONCLOUDのデザイナーの背景から代表的なアイテム、2026年秋冬コレクションの見どころまでをまとめます。
この記事では、ASEEDONCLOUDのデザイナー玉井健太郎のプロフィールと、定番の名作アイテム、26AWコレクションの見どころをまとめています。
ASEEDONCLOUDは、デザイナー玉井健太郎が手がけるブランドです。玉井はセントラル・セント・マーチンズのメンズウェア学科を卒業したのち、ロンドンでマーガレット・ハウエルUKのアシスタントデザイナーを経験しました。帰国後の2007年、山県良和とともに「リトゥンアフターワーズ」を設立して2008年に東京コレクションに初参加し、2009年からはASEEDONCLOUDとして独自の活動をスタートさせています。
ブランド名は、玉井が子どもの頃に自作した絵本「くもにのったたね」に由来しています。デザインコンセプトは、19世紀後期から20世紀初頭の写真に見られるような古い作業着の美しさを生かしながら、その背後にあるアイデンティティにユーモアを織り交ぜること。毎シーズン、異なる職業のライフスタイルからインスピレーションを得て、コレクションを組み立てているのが特徴です。

子どものころに描いた絵本のタイトルを、そのままブランド名にしちゃうところがいいにゃ。デザイナー自身の原点をずっと大事にしているブランドなんだにゃ。
麻や生成りの生地を大切にする姿勢という意味では、盛岡とリトアニアをつなぐものづくりのフォグリネンワークとも通じるところがあります。あわせて読んでみてください。

ASEEDONCLOUDのイチ押し、物語をまとう名作2選

ASEEDONCLOUDのアイテムに共通しているのは、古い写真の中の作業着を思わせるディテールと、着る人ごとに違う物語を想像させる仕立てです。同じ形のアイテムでも、パッチワークや刺繍の配置が一点ずつ微妙に異なることが多く、既製品にはない一点物の面白さがあります。26AWコレクションの中から、その特徴がよく表れている2点を紹介します。
旅先で出会ったような、チェック柄のワンピース

色味の異なるチェック柄の生地をパッチワークのように組み合わせたエプロンワンピースです。ウエストには刺繍を施したロゼット状の飾りが付き、紐でゆるやかに結ぶディテールが、既製の型紙にはない手仕事の温度を感じさせます。腰に巻いた編み込みのネットバッグも、旅先の市場で買い物をしてきたかのような物語性を添えています。肩紐を長めに調整できる作りなので、季節に合わせてインナーを替えながら、一年を通して着られるのもうれしいポイントです。
たとえば、デニムやシンプルなTシャツの上にさらりと重ねるだけでも、ワンピース1枚で着こなしの主役になってくれます。

柄と柄を組み合わせるパッチワークって、実は難しい引き算と足し算にゃ。それを自然にまとめてしまうバランス感覚が、ASEEDONCLOUDらしさなんだにゃ。
端切れを集めたような、キルティングのセットアップ

菱形の幾何学模様をキルティングで表現したジャケットとパンツのセットアップです。まるで古い端切れ生地を集めて仕立てたキルトのような表情で、1着の中に何枚もの布のストーリーが重なっているように見えます。ウエストバッグを合わせたスタイリングも、旅の道具を身につけているような雰囲気を後押ししています。
よくある例として、総柄のアイテムは1点だけで着こなしが完成しやすい反面、収納時にシワが気になりやすいこともあります。キルティング素材は型崩れしにくいので、そうした心配が少ないのも扱いやすいポイントです。
刺し子やボロのような、時間をかけた生地づくりを大切にするという点では、クオンの世界観にも通じるものがあります。あわせてチェックしてみてください。

同じ服でも、
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ASEEDONCLOUD26AWコレクションの見どころと、種を届けるものづくり

ASEEDONCLOUDの26AWコレクションでは、赤や生成りを基調にした北欧の伝統柄を思わせるジャカード織のニットや、ベロア素材にビーズ刺繍をあしらったジャケットなど、手仕事の温かさを感じるアイテムが目を引きます。アンティークの椅子やスーツケースを小道具に使ったスタイリングからも、古い時代の写真集をめくっているような世界観が伝わってきます。色使いはシーズンごとに変わっても、「古い写真の中の作業着」という一貫したテーマが、コレクション全体に静かな統一感を与えています。
タグに仕込まれた、種を届けるという想い

ASEEDONCLOUDのタグには、さまざまな植物の種が仕込まれています。服を手にした人の暮らしに花を届けたいという願いを込めた、ブランドならではの仕掛けです。天然素材をベースに、アンティークから着想を得た生地や復刻素材を取り入れることもあるといい、1枚の服の中に古いものと新しいものが同居しているのもASEEDONCLOUDらしさです。種は本物の植物の種なので、育て方次第では実際に花を咲かせることもできるといいます。服そのものだけでなく、そのあとの暮らしまで想像させてくれるブランドです。

タグに種を仕込むなんて、普通は思いつかないにゃ。売って終わりじゃなくて、その先の暮らしまで考えているブランドだにゃ。
まとめ:ASEEDONCLOUDは物語を服にする、種のブランド
この記事のポイント
・ASEEDONCLOUDは玉井健太郎が2009年から手がけるブランド
・古い作業着の写真から着想を得て、職業のライフスタイルを物語のように表現
・タグに植物の種を仕込むなど、ものづくりへの想いが細部に宿る
ASEEDONCLOUDは、玉井健太郎という一人のデザイナーが、古い写真から拾い上げた物語を丁寧に服へと落とし込んでいるブランドです。パッチワークやキルティングといった手仕事の表情は、既製品を組み合わせただけでは出せない魅力を持っています。とはいえ、シーズンが変わるとクローゼットの中で出番が減ってしまうアイテムがあるのも事実ではないでしょうか。
一枚の布から生まれる服という意味では、慈雨(JIU)のものづくりの姿勢もあわせて読むと発見があるはずです。

価値が分かる場所で手放す、という考え方
たとえば、ASEEDONCLOUDのように物語性のあるものづくりをするブランドは、大手の買取窓口では一着ごとの手間や背景が伝わりにくいということもあります。デザイナーの想いを理解した上で扱ってもらえるかどうかで、手放したあとの納得感は大きく変わってきます。タグに込められた種のエピソードごと、次の持ち主に受け継がれていくような手放し方ができたら理想的です。
実は「第3の選択肢」があります
服を手放す方法として、多くの方が思い浮かべるのは「買取」か「フリマアプリ」のどちらかではないでしょうか。実は、この2つ以外にもう一つ、「委託販売」という選択肢があります。
| 方法 | 手間 | 手元に残るお金 |
|---|---|---|
| 買取 | 送るだけでラク | お店が買い取る金額なので、手元に残る金額が少なくなりやすい |
| フリマアプリ | 撮影・採寸・説明文・値下げ交渉・梱包・発送を全部自分で | 手数料と送料が引かれるぶん、表示価格より手取りは少なくなる |
| 委託販売(フクツグ) | 送るだけ | 販売価格の35〜70% |
季節の変わり目に手持ちの服を見直すタイミングについては、こちらの記事もあわせてどうぞ。


服にこめられた物語まで分かってもらえたら、それがいちばん納得できる手放し方だと思うにゃ。高く売れることだけが正解じゃないにゃ。
「このアイテム、どのくらいで売れるんだろう?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
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アイキャッチ画像:引用 ASEEDONCLOUD公式サイト「2026AW Collection」
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