アパルトモンとは?パリの部屋から生まれたセレクトショップ

こんにちは、中古アパレル委託販売フクツグの小松です!
「アパルトモンって、ドゥーズィエムクラスと何が違うの?」「どんなブランドを扱っているセレクトショップなんだろう?」「なぜ最近、雰囲気が変わった気がするんだろう?」——タグでアパルトモンの名前を見かけて、こう感じたことはありませんか。
先に結論をお伝えすると、アパルトモンは2006年にドゥーズィエムクラスの姉妹業態として誕生したセレクトショップで、2026年に20周年を迎えました。「TIMELESS」をキーワードに、本物を知る大人が楽しめるセレクトを提案するブランドです。この記事では、アパルトモンが生まれた背景と、20年で変わった品揃え、いま買い付けているブランドまでをまとめます。
この記事では、アパルトモンの成り立ちと、20年で変わった品揃えのバランス、いま買い付けているブランドの一例をまとめています。
2006年、ドゥーズィエムクラスの姉妹業態として誕生

アパルトモンは、ベイクルーズグループの人気セレクトショップ「ドゥーズィエムクラス」の姉妹業態として2006年にスタートしました。ブランド名の「L’Appartement」はフランス語で「アパート」を意味し、青山店は「一人暮らしのアパート」、銀座店は「男女がシェアするアパート」というように、店舗ごとに異なる暮らしの情景をコンセプトに据えているのが特徴です。2026年秋冬シーズンで20周年を迎え、現在は全国に4店舗を展開しています。
本家のドゥーズィエムクラスに比べると、アパルトモンはややハイカジュアルで上質感のある雰囲気にまとめられており、トレンドを意識しつつもバイヤー独自の審美眼でセレクトされた、柔軟な品揃えが持ち味です。同じベイクルーズグループの中でも、あえて別ブランドとして立ち上げたということは、それだけ「アパルトモンらしさ」を明確に打ち出したいという意図があったと考えられます。姉妹業態でありながら20年にわたって別の名前を貫いてきたこと自体が、このブランドの一貫した姿勢を物語っています。
「タイムレス」を貫くコンセプターの審美眼

アパルトモンのコンセプトを支えているのが、コンセプターの佐藤恵です。20周年を機に行われたインタビューでは「本当に質の高いものでなければ、審美眼のあるお客様には通用しない」と語っており、年齢を重ねる中で自身の価値観が変わったことが、いまの品揃えの土台になっていると明かしています。トレンドをただ追いかけるのではなく、着る人の年齢や暮らし方が変わっても違和感なく袖を通せるものだけを残していく、という選び方は、口で言うほど簡単なことではありません。

20年間同じ名前で続いているセレクトショップって、実は珍しいにゃ。バイヤーの目が磨かれ続けてきた証拠だと思うにゃ。
ナチュラルな素材や作り手の背景を大切にするという意味では、盛岡とリトアニアをつなぐ服づくりを続けるフォグリネンワークとも通じるものがあります。あわせて読むと、上質な暮らしを支えるブランドの選び方がより伝わるはずです。

アパルトモンの品揃えは、なぜ変わったのか

アパルトモンというブランドの面白さは、20年という時間の中で、品揃えのバランス自体が変化してきた点にあります。ここでは、その変化の中身を具体的に見ていきます。
オリジナル5割から、買い付け8割への転換

アパルトモンでは、かつてオリジナルアイテムが商品構成の50%ほどを占めていた時期がありました。それが20周年を迎えたいまは、買い付けセレクト品がおよそ80%を占め、オリジナルは2割弱にまで絞り込まれています。この転換について佐藤は、質の高いものだけを選び抜く姿勢を優先した結果だと説明しており、自分たちで作る量よりも、審美眼で選び抜く量を増やしてきたことがうかがえます。
出典:FASHIONSNAP「ベイクルーズ運営『アパルトモン』20周年を経て真のセレクトを追求」(2026年8月時点)
この転換は、単に「オリジナルを減らした」という話にとどまりません。オリジナルで作るからこそ出せる個性と、買い付けだからこそ届けられる完成度の高さ、その両方を天秤にかけたうえで、いまのアパルトモンは後者を重視する判断をしたということです。自分たちで作らない分、選ぶ目そのものがブランドの価値になっている、と言い換えることもできそうです。買い付け先を絞り込むプロセスそのものが、アパルトモンというブランドの編集力を表しているとも言えるでしょう。
3〜5ブランドのデニムを毎シーズン揃える理由

アパルトモンの品揃えの中で、変わらずメインアイテムとして扱われ続けているのがデニムです。シーズンごとに3〜5ブランドのデニムを展開し、トレンドを押さえつつもバイヤー独自の目で選んだラインナップを揃える構成になっています。ワンシーズンで終わらせず、何年も愛用できる一本を探すという買い方に向いているのも、アパルトモンらしさのひとつです。複数ブランドを横並びで見られるからこそ、色落ちの仕方やシルエットの違いを比べながら、自分の体型やライフスタイルに合う一本をじっくり選べるのも、セレクトショップならではの強みだといえます。

デニムって流行が移り変わりやすいイメージだけど、何年も選ばれ続ける一本を見つける楽しみもあるにゃ。長く付き合える服選びって、素敵だにゃ。
同じ服でも、
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アパルトモンならではの、ものえらびの世界

審美眼で選ばれた買い付け品が中心になったいまのアパルトモンでは、どんなブランドが並んでいるのでしょうか。ここでは、その一例と、アパルトモンならではの別注アイテムを紹介します。
THE ROWやHERILLなど、審美眼で選ばれたブランドたち
20周年時点でのインタビューによると、アパルトモンが買い付けているブランドにはTHE ROW、HERILL、raspail、Dusan、Vita Kinなどが挙がっています。いずれも派手な主張をするタイプではなく、素材やシルエットの完成度で選ばれるブランドという共通点があり、佐藤の言う「本当に質の高いもの」という基準が、ラインナップにそのまま表れています。トレンドの移り変わりが早いアイテムを次々と追いかけるのではなく、時代が変わっても評価が下がりにくいブランドを見極めて置いているという点も、20年続くセレクトショップならではの視点だと感じます。
出典:FASHIONSNAP「ベイクルーズ運営『アパルトモン』20周年を経て真のセレクトを追求」(2026年8月時点)
Epperson Mountaineeringとの別注バッグという小さな贅沢

オリジナル比率を絞り込んだいまも、アパルトモンは完全に買い付けだけに頼っているわけではありません。アメリカのバッグブランドEpperson Mountaineeringとの別注バックパックを展開するなど、自社の視点を加えたアイテムづくりも続けています。買い付けと別注、どちらもバイヤーの審美眼というひとつの軸でつながっているのが、アパルトモンらしいところです。
出典:FASHIONSNAP「ベイクルーズ運営『アパルトモン』20周年を経て真のセレクトを追求」(2026年8月時点)

買い付けだけでも、別注だけでもなく、両方を審美眼でつなげているのがアパルトモンらしさにゃ。ブレない軸があると、クローゼットの中も迷わなくなるにゃ。
審美眼で選び抜かれた一着だからこそ、着なくなったあとの行き先にもこだわりたいものです。似た価値観を持つブランドとして、素材と生産背景にこだわるアトンの記事もあわせてどうぞ。

まとめ:アパルトモンの服と、次の持ち主への選択肢
この記事のポイント
・アパルトモンは2006年にドゥーズィエムクラスの姉妹業態として誕生し、2026年で20周年
・オリジナル5割から買い付け8割へ、審美眼を優先した品揃えに転換
・THE ROWやHERILLの買い付けと、Epperson Mountaineeringとの別注バッグが今の軸
アパルトモンは、コンセプターの佐藤恵が「本当に質の高いもの」という基準だけで選び続けてきたセレクトショップです。オリジナルの比率を減らしてでも審美眼を優先するという判断は、簡単にできることではありません。だからこそ、アパルトモンで選んだ一着は、長く付き合える価値を持っています。とはいえ、ライフスタイルの変化でクローゼットの中の出番が減ってしまうアイテムがあるのも事実ではないでしょうか。
手放す前に一度お手入れしておきたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

価値が分かる場所で手放す、という考え方
たとえば、アパルトモンのようにバイヤーの審美眼で選ばれたアイテムは、その背景まで理解した上で扱ってもらえるかどうかで、手放したあとの納得感が大きく変わってきます。せっかく長く大切にしてきた一着だからこそ、次の持ち主にもその価値がきちんと伝わる形で届けたいものです。
実は「第3の選択肢」があります
服を手放す方法として、多くの方が思い浮かべるのは「買取」か「フリマアプリ」のどちらかではないでしょうか。実は、この2つ以外にもう一つ、「委託販売」という選択肢があります。
| 方法 | 手間 | 手元に残るお金 |
|---|---|---|
| 買取 | 送るだけでラク | お店が買い取る金額なので、手元に残る金額が少なくなりやすい |
| フリマアプリ | 撮影・採寸・説明文・値下げ交渉・梱包・発送を全部自分で | 手数料と送料が引かれるぶん、表示価格より手取りは少なくなる |
| 委託販売(フクツグ) | 送るだけ | 販売価格の35〜70% |
デニムをはじめ、定番として選ばれ続けるアイテムの手放しどきについては、こちらの記事もあわせてどうぞ。


審美眼で選ばれた服には、その審美眼ごと受け取ってくれる場所があるといいにゃ。納得して手放せたら、それがいちばんの正解だにゃ。
「このアイテム、どのくらいで売れるんだろう?」と思ったら、お気軽にご相談ください。
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アイキャッチ画像:Photo by Arina Krasnikova on Pexels
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